インタビュー

岐阜日野自動車の看板を背負って。

2015年入社

浅井 伸五

志望動機は「岐阜で働きたかった」から。

前職では中部国際空港で整備に関わる仕事をしていました。飛行機が好きだったので、空港で働けることに嬉しさはあったのですが、仕事内容はというと、防災装置が作動した時に即座に消火に動く仕事。めったに作動しませんから、ほとんどの1日がメンテナンスで終わるような仕事で、何年も務めていると仕事のやりがいが薄れていくもの。家から職場まで往復で5時間近くかかるのもネックだったため、結婚を機に転職を決意しました。志望動機を聞かれるとちょっと困っちゃいますね…いや、ホントに『近くで働きたい』という想いが大きかったですから、当時を振り返るとあんなシンプルな志望動機でよかったのかな?と思ったりもします。ただ、経験を活かしたかった想いもあります。自衛隊で自動車整備の仕事も経験していましたし、塗装の仕事に興味があったので、ここなら活躍できる!と、どこか確信めいたものを感じて応募したのを覚えています。何か強い想いがあれば、志望動機はシンプルなものでも良いと思いますよ。今では”HINO”のブランドを背負う一員として、日々の仕事に大きなやりがいを感じています。


ルールやマニュアルと、自分の意見。

どの職場にも守られるべき規則や、長年受け継がれた習慣があると思います。多くの場合はここに従っていれば問題ないと思いますが、時には自分の意見を言う大切さを実感したのも岐阜日野自動車に転職してきてからでした。振り返ってみれば”もっとこうなったら良いのにな…”と思いながらも意見を言えない事が多かった僕は、入社当初はなかなかストレートに自分の想いを語れませんでした。ある日、上司との面談の機会があったのですが「いや、大丈夫っす…」「ホントに?浅井だったら何か重要な事に気づいてると思うけどな」そんな会話を数回繰り返した頃でしょうか「こんな事言って良いか分からないですが、実は…」と、ほんの少し心を開いて話してみると「そうだな!よし改善しよう!」と意外な反応に驚いたものです。というのも、僕が提案したのはある道具の必要性。従来のやり方があるので、無くても困らないだろうと思ってなかなか言い出せなかったのです。だから、改善しようという上司の言葉にも半信半疑で過ごしていました。そこから数日経ったある日、面談で話した希望の道具が僕の作業スペースに置いてある事にふと気づきました。その足で上司の下へ。「この前の提案、通しといたよ。浅井は良い目をしてるな」と嬉しい一言をいただいた経験、自分の意見を言ってよかったと思えた経験は、今でも忘れられません。こうした風通しの良さも、働きやすさに繋がっていると感じます。


指で覚えろ!?

整備の経験がある僕にとっても、苦戦した事はたくさんあります。例えば、頭では分かっていても実際にはできない業務。「”カチッ”て音がするまで押し込めばOKだから」とアドバイスをいただいた時も、押せども押せども音は鳴りません。数分悩んだ後に、正直に「すみません、もう一回教えてください」と、何度も先輩に指導をお願いしたものです。「こうだよ、こう」そう言って先輩がパーツを押し込むと”バチッ”という音とともに見事に固定されました。「(いやカチッじゃなくてバチッ…。)」そんな想いもしましたが、これも経験。元々は塗装をやりたくて入社し、鈑金の業務に慣れるまで少し時間がかかった事も1つの要因ですが、メンバーの中でもこうした指先の感覚を身に付けるのに苦労しました。ここでは『教わった事』と『感覚(力の入れ方等)』をミックスさせていく必要がありますから、1つ1つの工程を大切に、経験値を積み上げていかなければなりません。そうしてある程度の業務が身にいた頃には、資格の取得を勧められます。僕は、2級自動車整備士の資格を持っていますが、ゆくゆくは1級の資格にもチャレンジしたいと思っています。一緒に成長できる仲間が増えると、僕も嬉しいですね。


Profile

2015年入社

浅井 伸五

自衛隊や中部国際空港での整備職を経て岐阜日野自動車へ入社。鈑金、整備業務に従事。

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